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2014年10月03日

幻の秘薬 『紫雪』 



10月2日に『正倉院の開封の儀』が行われてましたね。


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正倉院は海外の貴重な品や美術品、仏教用具などなどが納められているいわば宝物殿。


誰もが勝手に開けられるというものではなく


天皇(時の最高権力者)の許可なければ開封することはできない そういった所です。


そんな正倉院。日本の長い歴史の中で、天皇以外の身分で2回も開けた人物がいます。


それが徳川家康です。


さぞかしすごいお宝を眺めていたのかというと そうではなく、正倉院には貴重な高貴薬も多く貯蔵されていました。


要は『秘薬』をもとめて2度も正倉院を開けたのです。


家康には天下取りの為にどうしても長生きしなければいけませんでしたから、色んなことをしたと思います。


今回はこの本の話。


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『我に秘薬あり』(家康の天下取りと正倉院の妙薬「紫雪」)山崎光夫著


その家康が求めた秘薬というのは『紫雪』(しせつ)といいます。


色は紫色より赤みがかった色で口に入れると舌の上で雪のように解けてしまうことからその名がついたようです。


効果は強力な解毒と高熱を鎮めるとのこと。(疫病や中毒(毒殺)なんてのはよくあったからでしょう)


当時は製造困難なため中国から輸入されて正倉院に所蔵されていたそうですが、


結局、正倉院にその秘薬がなかったことで家康はその秘薬を作ることに・・・


これは家康だからできたのでしょう。製造過程と材料は書いてあるものの、現代でも製造は到底無理だと思います。


なんせ材料と手間が凄いです。


まず大釜に水を入れ、煮えたぎったところに『黄金一百両』・・・はあ〜〜!!!


今の価格で言うといくらになるんですかねたらーっ(汗)1000万ぐらい?? 


他にも材料が 犀角、麝香、沈香 etc・・・これも手に入れるのも大変です


作るのも三日三晩不眠不休 製造方法も細かく大変。失敗したら金百両が・・・あせあせ(飛び散る汗)


いくらいいお薬でも現代によみがえることはなさそうですね。


それにしてもこんな薬誰が作ったのでしょうか?


不老不死を求めた先人の努力というのは 凄まじいものがありますね。いい気分(温泉)














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2014年10月02日

血圧を低下させるで話題に



『一個人』という雑誌をご存知でしょうか。


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今年の6月号なんですが


そのなかで『一個人HEALTH』という欄があるのですが今回はその話。


オーストラリア総合医科学研究所のカレン・リード氏がAGE(エイジド・ガーリック・エクストラクト)という成分を使って血圧の低下や血管老化に効果があると言う論文を発表。


アメリカで大きな話題となり『AGE』を使った製剤であるキョーリックという製品が大変売れているそうです。


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アメリカでは食文化の影響かメタボリック、糖尿病、高血圧、心臓や循環器系の疾患を患っている方が多いです。


血圧や血糖のコントロールを薬でできても老化予防や血管の内側を強くする化学薬品なんてありません。


いくらサプリメント大国のアメリカでも、やれビタミンだ〜ナントかハーブだといっても学術的根拠も浅い物が多いわけで積極的な効果というのは難しいわけです。


そのAGEという成分はニンニクを主成分とするのですが、独自の低温熟成方法(特許)で作っていきます。


このAGEという成分が血管内皮細胞を強化し動脈硬化の予防をしたり、赤血球の変形能をよくし隅々まで血液を巡らす力があると色んな研究結果で分かったのです。


で そのAGEですが、なんと! もともと日本の薬です。


『レオピン』というお薬です。


ご存知の方も多いはず、なぜならこの製品は日本で生まれて50年以上の歴史がある商品だからです。


もともとは痔やちくのうなど、何やら体に良いぞ!ということで色んな方に愛飲されていましたが


改めて海を渡って認められたわけです。凄いぞ!メイドインジャパン!湧永製薬!


熟成にんにく抽出液なのですが、にんにく卵黄とかとは違いますよ(笑)


これはレオピンの最高峰 レオピンロイヤル


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色々種類がございますしお客様の体質もありますので、お気軽にお尋ねください。


詳しい話はまた今度しますね。





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2014年09月19日

スピリチュアルな家庭の医学



『家庭の医学』という本を持っている方も多いのでは?


一般的な病気や症状について浅く広く解説してある便利な本のことです。


今回ご紹介するのは『スピリチュアルな家庭の医学』です


『自分を愛して!』 リズ・ブルボー著


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面白いのはそれぞれの病気や症状について個別に解説してあって索引があること。


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病気と不調はあなたの体があなたに訴えるメッセージですということで


病気や体の不調に対して「肉体的レベル」「感情的なレベル」「精神的なレベル」「スピリチュアルなレベル」から原因と対策を解説してあります。


紹介してるにも関わらず、私はあまりこのような考えは信じないんです(笑)


非科学的で心身医療というのは怪しいものばかりのような気もしますから。しかしながら


漢方の考え方でも「不安になる」「イライラする」「恐れる」「悲しむ」と言った『感情』というものは


その人の『性格』の問題ではなく『体の弱りの表現』ととらえます。


例えば 眉間にしわが入る様なイライラが収まらない方 がいますが


西洋医学のように脳みそを安定させるような薬は使いません。


『肝臓』つまり五臓六腑(内蔵)に効かせる薬を使います。


精神病や心身症というものは脳みそや神経の薬ばかり使うので体が治すきっかけを創れないのかもしれませんね。


この本は東洋医学の本ではないのです。どちらかというと理論とか解決策を知りたがる男性タイプよりも気持ちや感情を重視する女性が好みそうな本です。


でも私は男ですが、読んでいると意外とあってるね〜と思わせるようなことがありますよ。


もちろん薬のことは書いてありません。


こんな気持ちで過ごしましょうと言う感じです。


参考にされてください。




ラベル:自分を愛して
posted by 福岡市 中央区 一丁目薬局 at 10:23| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする