もうすっかり春ですね。
満開のさくらを今年は見ていません
先日お客様からタケノコを頂きました。
煮物にして頂きました。
ごちそうさまです。
山椒がのると彩りもきれいですよね。
山椒はミカン科
生薬では成熟果実の殻を乾燥した物をつかい蜀椒・川椒といいます
効能は温中・止痛・殺虫
おなかが冷えたときの腹痛・嘔吐・下痢などに使用されます。
代表的な処方で大建中湯がありますが
病院では腸イレウスなどでよく処方されたりします。
腸が動かなくなって消化液や食べ物が停滞してしまう症状です。
寒い冬にかじかんだ手は動きにくくなりますよね。寒いところでは体も縮こまります。
温めることで動きも良くなり改善させると言うことですね。
腸の手術後にも腸の動きが悪くなる人がいます。同じようなことですね。
ただ全部の症状が大建中湯でOKという事ではありません。
漢方薬は症状名に対して処方する物ではありませんのでご相談頂けたらと思います。
話がそれましたが
タケノコはよく体を冷やしますからね。
薬味を使うことで冷えて中(あ)たらないようにしていると言うわけです。
余談ですが
春にはタケノコ、土筆、アスパラガスのように、上に上に伸び上がる食べ物が出てきます。
春は人に対しても伸び伸びを要求してきます(笑)
”伸び伸び”をさせないようなことがあると
イライラしやすい、目が赤い、ふわふわする、ガスが溜まったり、張るような頭痛
生理前の不調、化粧品かぶれ、顔の湿疹、耳鳴り等などの症状が増えます。
例えて言うなら
「困」という漢字がありますが、囲いの中で木が伸び伸びできないさまを表現しているように
体も囲いをつけないこと。囲いを開ける様な”発散”をすることが春には大切です。
食べ物は伸び伸びする食べ物を
運動は伸び伸びできる運動を
気持ちも伸び伸びできる場所に行く
気が巡るような”香り”を使うのも良いですね。自分にとって好きな香りです。
あとは「ストレスには感謝と知足の心で大丈夫」です
今日も皆様にとって良い1日でありますように
御身ご自愛下さいませ
posted by 福岡市 中央区 一丁目薬局 at 12:37|
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